オレらの世代だと、「放射能除去装置を引き取りにイスカンダルまで」とか「背中の板に放射能をためて、口から吐くぞ！」とか「放射能の影響で、ただの亀が巨大化」とか。こんな用法がまかり通っておりましたけどね。
現在では、それもこの、原子力発電所事故で放射性物質が実際にまき散らされてる現状で「放射能」という言葉は、上の文脈では間違いである、というのは子供でも知っている事実でしょう。
それなのになんですか？MSN産経ニュース。
特集のタグに【放射能漏れ】とでかでかと振りかざしちゃってますよ。
下劣な人の発する下卑たことばでも、声が大きければ第三者に「ほんとうかも」って思い込ませてしまう力を有しちゃいます。
マスコミって、その「声の大きさ」のプロフェッショナルでしょ。
こんな拡散能力に秀でたプロの方が、明らかに間違った言葉の使い方をし続けてるのはいかがなものか。
ただでさえ、情報の真贋も見極めずにダダ漏れさせてる昨今。お、それは新聞じゃなくてTVでしょ、か？一緒だよ同じ会社だろ。
それも「見極める時間がない」とは言わせませんぜ、TVより人目に触れさせるまでに時間あるだろ。
それにあんたら言葉のプロだろうもん。
間違った情報を発したら、謝るべき存在だろうし今でもそうしてるだろ？
だったら間違えないように努力してしかるべきじゃないか。こんな間違った用法を「だって今までこれで通してきたんだもん」てぇ了見は通らないんじゃありませんか。
今でも「クラッカー」を称して「ハッカー」と言い続けているマスコミさんたちに、これ以上期待するのは無理なのかもしれませんが。
TVのハナシがでたからTVに矛先向けますけど。
ひまぁ持てあましてTVばっかり見てるウチのとーちゃんやかーちゃんたち（ええ科学的知識はこれッぱかしも持ち合わせてませんよ、どうせ小学校卒だもん）に、もうちょっと「悲観的とばかりは言えませんよ、改善の兆しも見られますよ、そのために現場で努力してる人たちもいっぱい居ますよ」ってなぁ報道ができんもんかね。
実家の父母には、オレから直接言う機会もないのでもうちょっと我慢してもらうとして。
近所の喰いモン屋のババァには、オレの口から言っときましたから。
「あー、テレビの人たちは、ほれ、よーわからんもんを『絶対安全だでアンキしとりゃーよ』とは言えんで。
言えーせんけど、まぁ誰ゾがなんとかしてくだれるで、気に病んどったらアタマ禿げてまうに」って。
